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猫に「またたび」はどんな効果があるの?「またたび」の与え方と注意点

記事の執筆者
yuzukei-m
愛玩動物飼養管理士・ドッグライフカウンセラー・動物介護士の資格を保有したライター。猫や犬の飼育歴は20年以上で、現在は猫5匹と犬4匹と生活をし、地域の動物愛護推進委員・保護動物ボランティアも行っています。過去にはブリーディングも行っていました。その経験を元にした情報をお届けします。

猫はまたたびが好き、という話をほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。

でも、実際に猫にまたたびを与えるといったいどんな効果があるのか、具体的に知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、猫にまたたびを与えたときの効果と共に、またたびを与える際の注意点などを紹介していきます。

猫にまたたびを与えるとどんな効果があるの?

猫にまたたびを与えると、陶酔状態になったりその逆に興奮状態になったりすることがあります。

適量のまたたびを猫に与えることで、次のような効果を得られます。

ストレスの解消

理由はさまざまですが、猫もストレスを感じることはあります。

窓の外に見知らぬ猫を見掛けたことで、自分の縄張りに勝手に侵入されたと思ったり、運動不足になったりした時にもストレスを溜めてしまいます。

そんな時にまたたびを与えると、またたびの匂いが猫の中枢神経に働きかけてストレス解消に繋がっていきます。

食欲不振解消

猫の食欲が落ちていると感じた時には、粉末状のまたたびをご飯にほんの少量まぜて与えてあげると、食欲が戻る場合があります。

ただし、食欲が出るからといって毎日またたびを与え続けるのは、過剰な摂取になってしまいますのでおすすめできません。

あくまでも、食欲を呼び戻すきっかけとして利用するようにしましょう。

餌ではなくて、飲み水に少し混ぜる方法もありますが、水に混ぜた場合には顔を突っ込んでしまう場合もありますので、近くで見守るようにしましょう。

爪とぎのしつけに有効

猫に爪とぎの場所を教える時にも、またたびは有効的に使えます。

爪とぎを購入すると粉末のまたたびが付属してくるのですが、これを爪とぎに振りかけて猫を連れてきます。

猫の手を持って爪をとぐ仕草を飼い主さんがしてあげることで、爪とぎの場所をスムーズに覚えてくれます

またたびはどの程度与えるのがいいの?

またたびは、適量を与えてあげれば良い効果をもたらしてくれますが、与えすぎはよくありません。

成猫の場合には、1回に与える量は粉末のまたたびで1g程度までにしておきましょう。人差し指と親指の2本で取る、ひとつまみ程度の量が約1gとなります。

与える回数は、1週間に1回程度にしておくのがおすすめです。

またたびは粉末以外にも、枝状の物や液体状の物もあります。枝状の物であれば、猫に与えたら20分~30分程度で取り上げるようにし、与えっぱなしはやめておきましょう。

液体状の場合には、2~3滴程度が適量となります。

またたびを与える時の注意点

またたびを与える時には、いくつか注意をしなければならないこともあります。

子猫には与えないようにしましょう

猫にとってまたたびとは、人にとってのアルコールのようなものです。

まだ成長段階の1歳未満の子猫には、与えるのは避けるようにしましょう。

誤って与えてしまっても子猫の体にすぐ異常をきたすようなことはありませんが、中枢神経に働きかける効果がありますので、念のため成猫になるまでは与えるのはやめておきましょう。

老猫や持病のある猫には与えないようにしましょう

またたびは、多少なりとも興奮作用がありますので、体に負担がかかってしまう場合があります。

老猫や持病のある猫には、与えるのはやめておくほうがいいでしょう。

以前から与える習慣があって、猫がまたたびを欲しがるようであれば、極少量を与えて様子をみるようにしましょう。

また、持病のある猫や服薬中の猫の場合には、与えても問題がないか念のため動物病院で相談をしておくのがおすすめです。

効果がありすぎる猫もいます

またたびの効果は、猫によって差があります。

全く興味を示さない猫もいますし、その逆に効きすぎて異常な興奮状態に陥ってしまう猫もいます。

少量しか与えていないにも関わらず、30分以上にわたって体をくねらせてうっとりしたままであったり、部屋中をむやみやたらに走り回ったりするような場合には、与える量をさらに少なくする必要があります。

またたびへの執着心

またたびに対して異常な程の執着心をみせる猫もいます。

与えた時の反応がそれほど効きすぎている様子でなければ、適量を与えるのは構いませんが、問題はその後です。

猫は嗅覚が優れていますので、またたびに執着するあまりに、またたびの入っていた入れ物やビニールをゴミ箱に捨てるとそれを匂いで探り当ててゴミ箱を漁ってしまう猫がいます。

飼い主さんがそれに気が付いて取り上げれば問題ないのですが、そのままビニールを食べてしまい、それが便と一緒に排泄されないと大変なことになってしまいます。

また、残ったまたたびを保管する時にも、猫が絶対に自分で開けることのできないところにしまわないと、匂いをたどってそこを探ろうとしてしまいます。

外出先から帰宅したら、またたびを保管していた引き出しが荒らされて猫が残りを全部舐めてしまっていた、ということも実際にあります。

またたびのゴミを捨てる時や、残りを保管する時には十分に気を付けるようにしましょう。

まとめ

猫にとって、またたびがどのような効果のあるものなのかを紹介してきました。

またたびは、適切なやり方で与えてあげれば、猫にとって良い効果をもたらしてくれるものです。

ただし、効き目には個体差がありますので、与える時には猫の様子を観察しながら適量を見極めるようにしてあげましょう。